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この記事を監修した人

檜田 和毅
檜田 和毅
シェルパ税理士法人 パートナー 公認会計士・税理士・MBA(国際経営学)

四大監査法人の一つに勤務後、米国へのMBA留学を経て、2013年に参画、2016年の税理士法人立ち上げよりパートナー

上場準備会社のIPOプロジェクトの責任者として実際の上場まで従事した経験を持ち、国際税務やM&Aにかかる会計税務も専門とする。

機会があり、サウジアラビアに出張に行かせていただいておりました。 

PCのトラブルもあり、返信が遅くなってしまったり、電話に応答できなかったり、ご迷惑をおかけしてしまった方々には申し訳ないことでございます。 

サウジアラビアの首都、と聞いて、どのような光景を思い浮かべますでしょうか? 

サウジアラビアの首都の名前はご存知でしょうか? 

私は、お恥ずかしながら知りませんでした。 

以前にドバイやアブダビには行ったことはありました。とても先鋭的な、豪華な都市でした。 

イスラムの聖地をもつサウジアラビアの首都は、ドバイやアブダビを凌ぐ豪華な都市なのだろうと想像していました。 

ところが、想像に反して、どちらかというと発展途上国よりの景色でした。 

サウジアラビアは、そもそも2019年まで観光ビザが発給されなかった閉ざされた国でした。私が首都の名前を知らなかったことと関係はないでしょうが。。ちなみに、首都の名前はリヤドです。 

少し前まで閉ざされていたからか、今でも外食産業はそこまで発達していなかったですし、観光スポットとされている施設にはお土産屋さんもありませんでした。空き地が多く、タクシーに乗れば建設現場の横を通るばかりという感じで、まだまだ、都市の建設中という趣でした。 

でも広大な土地の各所で建設が行われており、5年後、10年後には全く違う景色になっているのだろうと想像させられました。 

これは、次の王位継承者である今の王太子が指名されてからの変化だそうです。 

今の王太子は海外留学を機に、今のままではいけないという考えにいたり、開国を進め、石油に依存している経済も方向転換させ様々な事業に投資をし、2030年には万博を、2034年にはサッカーW杯を招致することを決めています。 

以前は禁じられていた女性の就労、運転、独り歩き、男性との会話も、解放されています。2026年からは非ムスリムに限り、アルコールの提供も開始するそうです(今回の訪問では断酒でした・・・)。 

リーダーの理念・方針・決断で組織が大きく変わってしまう事例だと感じました。 

それでも、各方面へのお伺いが必要で、スピード感ある改革はなかなかできていないとのことでした。この点は、リー・クアンユーによる“良い独裁”で発展を進めていったシンガポールとは若干異なる雰囲気でした。 

が、必要に応じて組織に変化を加え、アップデートを試みるリーダーの取り組みは成功してほしいと思います。数年後に再訪してみて、変化・進化を楽しみ、自分にも発破をかけさせてくれることを期待します。 

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