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この記事を監修した人

檜田 和毅
檜田 和毅
シェルパ税理士法人 パートナー 公認会計士・税理士・MBA(国際経営学)

四大監査法人の一つに勤務後、米国へのMBA留学を経て、2013年に参画、2016年の税理士法人立ち上げよりパートナー

上場準備会社のIPOプロジェクトの責任者として実際の上場まで従事した経験を持ち、国際税務やM&Aにかかる会計税務も専門とする。

「魚雷バット」が注目を集めています。

今年からメジャーリーグでの使用が認められ、ヤンキースが開幕からホームランを量産。1試合9本塁打という球団記録も生まれ、日本のプロ野球でも使用が認められる流れになっています。

魚雷バット自体は昔から存在していたという話もありますが、ルールの範囲内で“発明”をし、結果的にゲームチェンジを起こしてしまう話は、非常に興味深いです。

似たような話として水泳競技のバタフライが挙げられると思います。かつて平泳ぎのルールは、左右対称の動きをすること、というものだったそうですが、この平泳ぎの競技中にエーリッヒ・ラーデマッヒェルというドイツ人選手が、腕を水面から上げて泳ぐ独自のスタイルを披露。それが現在のバタフライへとつながっていきました。ルール内での発明により新しい競技を生み出すという、まさにゲームチェンジを起こした事例です。ちなみに、今のドルフィンキックを最初に取り入れたのは日本人選手だったそうです。

また、こちらはルール外の行動を起こした話ではありますが、ウィリアム・ウェブ・エリスという少年が、フットボールのゲーム中にボールを腕に抱えて走ったのがラグビーの起源となったという話もあります。本当にこれがラグビーの起源なのかどうかは諸説あるそうですが、本場イギリスではこの少年は銅像にもなっています。

弊所の属する業界は税法や会計基準という厳密なルールを守らないといけない世界です。一方で、過程の部分にはまだまだ工夫や改善の余地があると考えています。

数字で事業を表現するという本来の役割をしっかりと解釈し、過去・現在、そして将来の動きを丁寧に捉え、より本質に迫る情報をお届けする——そんなアプローチのあり方を、私たち自身も日々模索しています。

ゲームチェンジのきっかけは限られた天才にしか生み出せないかもしれませんが、お客さまのニーズをしっかりと把握し、従来のやり方にとらわれないサービスを追求してまいります。

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