法人融資ってどうなの？融資を受ける際のポイントなどをご紹介！

法人が融資を受けることを法人融資と呼びます。借入先は、銀行や政府金融機関、信用金庫、民間企業など幅広い選択肢から選べる点が特徴的です。企業をより大きく成長させるためには新たな事業をスタートすることも多いため、大きな資金が必要になるケースも多くみられます。

今回は、そのような状況の中で法人融資を受けたいと思っている企業向けに、法人融資の主な借入先や融資を受ける時に押さえておきたいポイント、提供される金融商品についてご紹介します。

法人融資の主な借入先

法人融資の借入先には、銀行や政府金融機関、信用金庫、民間企業などがあります。当記事では、借入先として選ばれることが多い銀行、政府金融機関、民間企業をピックアップしてご紹介します。

銀行の法人融資

融資先として多くの人が最初に思い浮かべるのが銀行です。銀行から融資をしてもらう場合は、取引をしている銀行の担当者に相談するケースが多くなっています。また、直接融資担当の窓口に問い合わせても相談にのってもらえます。

三菱UFJ銀行は「中小企業のお客様向けサービスのご案内」、みずほ銀行は「ビジネス金融センター」、三井住友銀行は「中小企業向け融資クライアントサポートローン」という申込ページから融資を申し込めるようになっているので、確認してみてください。この他にも、地方銀行や信用金庫も融資制度を提供しているので、取引している銀行に確認してみることをおすすめします。

銀行では、ビジネスローンの提供も行っています。金利は高めに設定されていますが、すぐに借り入れができるというメリットがあるので、状況によっては利用を検討しても良い方法です。

日本政策金融公庫からの融資

日本政策金融公庫は、政府の金融機関です。用途や企業の希望などに応じて幅広いメニューを用意しているという特徴があります。新事業活動促進、新規開業支援などのメニューだけではなく、資金繰りが悪化した中小企業をサポートするためのセーフティーネット貸付も提供しています。

民間企業からの融資

民間企業からの融資は、クレジットカード会社のカードローンのことです。大手のクレジットカード会社では、ビジネスローンというサービスを提供しているので、検討してみる価値はあります。ただし、金利は高めに設定されているため、総支払額は高くなる傾向があります。

法人融資を受ける時に押さえておきたいポイント

法人融資を受けるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。その中でも特に重要なポイントは以下の通りです。

事業計画をきちんと立てる

法人融資に限ったことではありませんが、借入先はきちんと返済されるかどうかを重要視します。そのため、現在の事業やこれから行う事業に関する情報をきちんと提示し、返済方法を示さなければいけません。事業計画書を作り込んでいれば問題ないので、税理士などに相談しながら正しく作ることを心掛けてください。

融資に関する相談は早めにする

融資を受ける場合、相談してから必要な書類を作成し、審査を受けなければいけません。審査の結果が出るまでに時間がかかってしまうので、融資を受けようと思ったら、早めに相談することをおすすめします。状況によっては希望通りの金額が承認されないケースもあるため、早めの相談は鉄則です。

法人融資にはどのようなものが？

法人融資には様々な種類があり、どれを選んだらいいか迷ってしまう人もいます。最後に、銀行が提供している融資にはどのようなものがあるのか、いくつかピックアップして解説していきます。

dayta（住信SBI銀行）

daytaは、住信SBI銀行が提供している法人向けの融資サービスです。この商品は、面談や書類の準備が不要なのでスピーディに借り入れができるというのは大きなメリットです。住信SBIネット銀行の法人口座の開設が必要ですが、運転資金の調達を考えているならば利用を検討してみる価値があります。

スタービジネスカードローン（東京スター銀行）

東京スター銀行のスタービジネスカードローンは、保証人なし、無担保で借入ができるローン商品です。法人ではなく個人事業主でも借り入れができ、資金の使い道は自由となっています。来店する必要もないため、スピーディに対応してもらえます。

法人融資に関する記事のまとめ

法人融資は銀行だけではなく、様々な金融機関から借りられる融資です。金融機関や商品によって定められている条件は異なるため、条件をクリアしているかどうか確認してみてください。そして、法人融資を受ける時に押さえておきたいポイントを把握した状態で審査を受ければ、借り入れしやすくなるという点も頭に入れておくと、効率的に審査を進められます。