ライブラリ
記事数 151
経理と財務の違い
長年一緒に会社を運営してきた、信頼している金庫番の社員が実は裏切っていて、会社のお金を不正に私的に利用していたという事例を聞いたことはないでしょうか?これは多くの場合、会社の経営者が経理と財務を区別できていなかったことに起因しています。以下で経理と財務の違い、そしてなぜそれらを分けないといけない
海外赴任者の退職金
退職金計算における海外赴任期間の扱い 退職金規程などを設けている会社では、社員が退職した際に退職金を支払うことになると思いますが、対象となる社員が海外赴任により海外子会社に出向等していた場合には、規程上のルールにもよりますが、当該海外赴任期間も勤続年数に含
守破離
人材育成芸術の世界において、「守破離」という言葉があるようです。まずは師匠から教わったことを「守る」、そしてその教えに従って鍛錬した後は、自分なりの型を模索し、「破る」、その後さらに鍛錬し、既存の型に囚われることなく、「離」れていく。これは芸術の世界だけでなく、社
現地法人の支援目的の海外出張について
海外出張に関する課税関係 海外赴任ではなく、日本本社の社員が海外子会社に様々な支援目的で出張することもあると思います。営業支援、開発支援、製造支援など、現地のリソースの状況に応じてや、当該業務が日本の本社の事業上も重要な場合などには、本社のリソースを海外赴任ではなく(まずは)出張
会社のルールを守るということ
社内ルールか、スピードか現在、新型コロナウイルスの影響で社会や経済は活動を止めることを余儀なくされ、多くの方が大変な目にあっています。 なぜなかなか緊急事態宣言を出さないのか、なぜ全ての人が検査を受けられないのか、変に要件を設けないでスピード重視でみんなにお金を渡してあげるべきだ、な
海外赴任者の二重課税の排除
海外赴任者に起こりうる二重課税 海外赴任者が、現地国と日本の双方で給与を受け取ることとなる場合でも、居住国での課税が基本となることから、日本では所得税を課されず、日本で受け取る分も含めて現地国のみで所得税を申告・納税すればいいことになります。ただし、これは日本の非居住者に該当した
海外赴任者の社会保険
海外赴任時は保険をどうすればいいのか 海外から来日して勤務している方々が日本の社会保険に加入する義務があるのと同様に、日本から海外に赴任した社員の方々も現地の社会保険に加入する義務がある場合が多いです。香港のように公的な健康保険制度がそもそもない国や、シンガポールのように社会保険
海外赴任中の不測の事態への対応
海外事業や海外赴任に与える影響 現在、中国を発信源として新型コロナウィルスが世界的規模で感染拡大し、日本においても対策が迫られています。社員を海外赴任させている企業は社員を緊急で帰国させたり、海外事業を行っている企業が社員の海外渡航を制限したりしています。海外事業からの撤退を表明する企業も
海外赴任時の諸に対する税金
海外赴任者が受け取る諸手当の課税関係海外赴任に限らず、社員が国内や海外に出張した際や国内での転勤などでも、追加的に諸手当を支給することがあると思います。家族手当や役職手当などの一般的に支給される諸手当は給与所得を構成し、所得税や社会保険の対象となりますが、通勤手当などについては(社会保険の算
恒久的施設について
恒久的施設とは恒久的施設とは、英語では Permanent establishment といい、日本でも略してPEなどと呼ぶことがあります。「PEなくして課税なし」というように、PEは、海外において課税の対象とするかどうかの判断をする、どちらかというと法人税に関係してくる概念です。 まず